放射能情報サイトみやぎ

宮城県内の放射線・放射能に関する情報を正確に分かりやすくお伝えします。

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[ア]
ICRP
国際放射線防護委員会。昭和3年(1928年)に設立された国際X線・ラジウム防護委員会を継承して1950年に設立された国際的な専門家の委員会。昭和31年(1956年)以降は世界保健機構(WHO)の諮問機関として放射線防護に関する国際的な基準を勧告してきた。ICRPの勧告は国際的に権威あるものとされ、我が国をはじめ、各国の放射線防護基準の基本として採用されている。(International Commision on Radiological Protectionの略)
Nal(Tl)シンチレーションカウンター
Nal(Tl)シンチレータを検出器として用いる放射線計数装置。主としてガンマ線の計測やガンマ線スペクトルの測定に用いられる。
X(エックス)線
1895年ドイツの物理学者レントゲンが真空放電管の実験中に発見したことからレントゲン線ともいう。電磁波の一種で紫外線とガンマ線との間のエネルギーを持つものをさす。蛍光作用、電離作用、写真作用等を有する。物質の透過力はエネルギーが高いものほど大きく、この性質を利用して医療のほか非破壊検査等にも使われている。
α(アルファ)線
放射線の一種でアルファ粒子の高速の流れをいう。アルファ粒子は、2個の中性子と2個の陽子からなる原子核すなわちヘリウムの原子核である。電場、磁場で屈曲し、化学作用、写真作用がある。物質を通り抜ける力は弱く、薄い紙一枚程度で止められる。
アルファ崩壊(壊変)
アルファ線を放出する放射性崩壊。アルファ崩壊をした原子核は、その結果、原子番号が2、質量数が4だけ減少する。
[カ]
γ(ガンマ)線
不安定な原子核が放射性崩壊(壊変)をしてアルファ線やベータ線を出した後、さらに電磁波を出して一段と安定した原子核に落ちつこうとする場合が多い。この時出る電磁波がガンマ線である。ガンマ線は工業の分野で金属の厚さの測定や非破壊検査、医学の分野ではガンの治療、農学の分野では農作物の品種改良等に利用されている。性質は、エックス線と同じであるがエネルギーが強いことから物質を透過する力はエックス線より強い。また、生物に影響を与える電離作用はアルファ線、ベータ線に比べて小さい。
ガイガー計数管
ガイガーミューラー計数管を略していう。GM計数管とも略す。ベータ線やガンマ線の検出器で、放射線の測定によく用いられる。放射線の入射によって一定の電離電流(パルス電流)が得られるようにした計測管。
ガンマ線スペクトロメーター
放射性核種から放出されるガンマ線は、その核種に固有のエネルギーを持っているため、ガンマ線のエネルギー分布から測定することにより核種を知ることができる。この性質を利用して核種分布を行う装置をガンマ線スペクトロメーターという。使用するガンマ線検出器に応じてGeガンマ線スペクトロメーター、NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメーターと呼ばれる。(参照:スペクトル)
グレイ
吸収線量の単位で記号はGy。(参照:吸収線量)
ゲルマニウム検出器
放射線によるゲルマニウム半導体の電離作用を利用した放射線検出器の一つ。すぐれたエネルギー分離能を有しているため、ガンマ線スペクトル測定による放射性核種の同定に広く利用されている。
[サ]
GM計数管
ガイガー計数管の欄参照。
シーベルト(Sv)
放射線による人体への影響の度合を表す単位で、旧単位のレム(r e m)に相当するもの。(参照:線量当量)
しきい値
外から作用を与えて何かある現象や効果を起こさせる場合、必要とする最少の作用量。これ以下の量ではその現象あるいは効果は起こらない。ある種の放射線障害は、一定の放射線量以下では発生せず、これを超えて初めて発生する。このときの限界線量をしきい値という。
シンチレーター
放射線があたると蛍光を発する性質を持った物質。放射線の検出器に利用される。よく用いられるものはアルファ線用としてZnS(硫化亜鉛)、ガンマ線用にNaI(Tl)(タリウム活性化ヨウ化ナトリウム)などがある。液体状のものは特に液体シンチレータと呼ばれる。
スペクトル
放射線の強さの分布を、その波長、エネルギー、周波数、運動量、質量などの関数として、写真またはグラフ上に表したもの。環境放射能の測定でよく出てくるガンマ線スペクトルは、横軸にガンマ線のエネルギー、縦軸にそのエネルギーの持ったガンマ線の数をグラフで表したものである。
[タ]
TLD
熱蛍光線量計の欄参照。(Thermoluminescence Dosimeterの略)
チェルノブイリ原子力発電所事故
旧ソ連キエフ市北方約130キロのチェルノブイリ原子力発電所4号機で昭和61年(1986年)4月26日に起きた事故。史上最悪の事故で、炉心の一部が破損し、地球規模の放射能汚染をもたらした。原子炉設計上の欠陥及び操作員の規則違反によるもの。
テレメーターシステム
何カ所かに配置された観測局(無人の場合が多い。)で測定したデータを、電話回線や無線等を使い自動的に一定時間間隔で中央監視局に集める装置。県および東北電力では女川原子力発電所周辺11カ所にモニタリングステーションを設置し、ここで測定された線量率および気象観測結果を10分ごとに原子力センターにある中央監視室に集め、環境放射線の常時監視を行っている。
トリチウム
水素の放射性同位体である三重水素の別称。水素の原子核は陽子1個からできているが、トリチウムの原子核には陽子1個と中性子2個が存在する。半減期は約12年。
同位体(同位元素)
原子番号が等しく、質量数が異なる核種。アイソトープともいう。同位体のうち放射性を持つものを放射性同位体、そうではないものを安定同位体という。たとえば、水素-(1H) 、重水素-(2H)、三重水素-(3H)は互いに同位体であり、このうち三重水素はβ線を 出す放射性同位体である。放射性同位体はラジオアイソトープとも呼ばれるが、最近では単に同位体あるいはアイソトープといえばこの放射性同位体をさすことが多い。
[ナ]
内部被ばく
生体内に摂取された放射性物質から受ける放射線照射。体内被ばくともいう。人間は、普通飲食物に含まれるカリウム-40等の自然放射性物質を体内に取り込むことにより、年間約0.35ミリシーベルトの内部被ばくを受けている。
濃縮係数
環境中の放射性物質が生物の体内で次第に蓄積されることが知られているが、無制限に濃縮されることはない。これ以上濃縮されない最大の数値があり、これを濃縮係数といっている。濃縮係数は物質(元素)の生体内中の濃度と環境物質(水など)濃度との比で表される。
熱蛍光線量計
蛍光体(フッ化リチウムや硫酸カルシウム)に放射線を照射し、その後温度を上げると光を発する特性(これを熱蛍光特性、または熱ルミネッセンス特性という。)を利用した線量計。小型で感度がよく、環境モニタリングの分野では積算線量の測定に用いられる。熱ルミネッセンス線量計ともいい、TLDと略す。
[ハ]
β(ベータ)線
ベータ崩壊により原子核から放出される電子線。気体に対する電離作用はアルファ線よりも弱い。化学作用、蛍光作用、写真作用がある。物質の透過力はアルファ線よりは強いが、2~3ミリ程度のアルミニウム板により阻止できる。人体に与える影響はガンマ線より大きいが、アルファ線のように大きくはない。
フォールアウト
放射性降下物の欄参照。
ベータ崩壊(壊変)
放射性崩壊の一種で、原子核から電子が1個飛び出す現象である。負と正のベータ崩壊があり、まず安定な原子核が中性子を吸収した場合や、核分裂生成物のように中性子数が陽子数に比して多い場合、中性子のどれか一つが電子を放出して陽子に変化する。ここで放出される電子をβ-線と呼び、中性子が陽子に変化するので原子核の陽子数は一つずつ増加する。逆に原子核の中で陽子の数が多い場合は陽子が中性子に変わり、その際陽電子が放出される。これをβ+ 崩壊と呼ぶ。また、原子核中の陽子が軌道電子を捕らえて中性子になることを軌道電子捕獲という。以上のβ-崩壊、β+崩壊、軌道電子捕獲を合わせて広い意味でのベータ崩壊という。
ベクレル
記号Bq。放射能の単位。1秒間に1個の原子が崩壊する放射性物質の量を1ベクレル(Bq)という。旧単位のキュリーに相当する。(参考:1Ci=3.7×1010Bq)
ホールボディカウンター
身体内に取り込まれた放射性物質を検出、定量する装置で、ヒューマンカウンターとも呼ばれる。
[マ]
モニタリング
放射線モニタリング。放射線(または放射能)を定期的にあるいは連続的に監視・測定すること。原子力発電所の周辺には発電所からの影響があるかどうか監視するため、モニタリングステーションなどの連続監視施設を設けたり、環境試料中の放射能濃度などを測定し、監視する。なお、モニタリングとはここでいう環境モニタリングと個人が受けた放射線量のモニタリングとがある。
モニタリングステーション
原子炉施設などの周辺において、野外の放射線測定をおこなうための施設。県および東北電力では女川原子力発電所の周辺地域11カ所に設置した無人放射線監視局をモニタリングステーションと呼び、空間ガンマ線線量率、気象観測等について測定したデータを10分毎にテレメーターシステムによって原子力センターに送っている。
モニタリングポスト
放射線を定期的に、又は連続的に監視測定することをモニタリングといい、原子量発電所等の周辺でモニタリングを行うために設置された装置をモニタリングポストという。環境の放射線量率の測定は、通常ガンマ線を対象に行われ、検出器としてガンマ線に感度のよい蛍光作用を利用した「シンチレーション検出器」や電離作用を利用した「電離箱式検出器」がある。
娘核種
親核種の欄参照。
[ヤ]
ヨウ素剤
緊急時において、呼吸または飲食物を通じて、放射性ヨウ素が人に摂取されると、甲状腺に集まりやすい性質がある。この放射性ヨウ素による甲状腺被ばくを軽減するために服用する医薬品。KI(ヨウ化カリウム)が用いられる。体内に摂取された放射性ヨウ素は迅速に血液中に移行するが、その時点、あるいは前もって安定ヨウ素を摂取すると、血液中の安定ヨウ素に対する放射性ヨウ素の割合が減少し、甲状腺に達成する放射性ヨウ素の量が減少する。さらに、血液中の安定ヨウ素濃度が増加するため、甲状腺のヨウ素蓄積速度が制限される。このようにしてヨウ素剤を服用することにより、放射性ヨウ素による甲状腺被ばくを減少させることができる。
預託実効線量
ある個人が放射性物質を体内に摂取した結果、これにより、その時点から成人は50年、子供は70歳までの年数にわたって被ばくし続ける実効線量の総和。
[ラ]
ラジオアイソトープ
同位体(同位元素)の欄参照。
ラド 
吸収線量の欄参照。
レム 
等価線量の欄参照。
レントゲン
照射線量の欄参照。