1.放射線と放射能
まずは放射線や放射能がどういうものか
を知ろう。
放射線と放射能は違うものなの?
放射線と放射能の関係をたき火に例えて、分かりやすく説明しよう。
放射線と放射能
放射線や放射能をたき火に例えると、
人体影響の程度
シーベルト(Sv)
放射性物質の量
ベクレル(Bq)
薪(まき)=放射性物質
放射線を出す能力
火=放射能
熱=放射線
薪(まき)が放射性物質、薪(まき)の本数が放射性物質の量でベクレル(Bq)という単位で表します。
たき火から発せられる熱が放射線で、
シーベルト(Sv)という単位で表します。
火には熱を出す能力があるため、この例えでは、火が放射能といえます。
薪が増えると火が強くなるように、放射性物質が増えるとたくさんの放射線が発生します。
このように、ベクレル(Bq)やシーベルト(Sv)は、放射線・放射能について知るにはかかせない単位なんだ。
そうなんだね!
放射線による被ばく
たき火に近づきすぎると、熱によりやけどしてしまいます。
これは、体に熱の影響を受けることになります。
放射線からも同様に体に影響を受けることになり、放射線による被ばくということになります。
放射性物質から離れれば被ばくしないのかな?
詳しくは「5.身の回りの放射線」で説明しよう。
ここがポイント!
放射性物質
放射線を出す能力を持った物質
放射能
放射線を出す能力のこと
放射線
放射性物質から出される粒子や電磁波のこと