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環境への影響
宮城県内の土壌の汚染状態はどうか
県と文部科学省が共同で行った航空機モニタリングの結果により、放射性セシウムの県内分布がわかっています。県南部に分布しており、北部でも一部分布がみられています。
なお、文部科学省では、県内各地で土壌調査も実施しており、概ね航空機モニタリングと同様の分布状況が明らかになっています。
(平成27年3月12日更新)
母乳は大丈夫か
平成23年4月に,厚生労働省が宮城県も含めて山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,千葉県及び高知県内にお住まいのお母さんの母乳調査を行いました。宮城県内では,10名(大河原町,仙台市,気仙沼市)の方が対象となっていましたが,すべての方で放射線ヨウ素および放射性セシウムが不検出の結果となりました。福島県の方だけが検出されましたが,検出された量は僅かでした。
(平成25年1月16日更新)
井戸の水は大丈夫か
放射性セシウムは土壌中の粒子と強固に吸着する性質をもっていることから、表面にとどまっており、地中深く浸透する可能性は低く、井戸水は大丈夫かと考えられます。また、環境省が定期的に県内の地下水(井戸水)を調査していますが、放射性物質は不検出となっています。
(平成27年3月12日更新)
福島第一原子力発電所事故で宮城県に飛んできたのは、放射線なのか放射能なのか。また、現在も事故前より線量が高いのはなぜか。
飛んできたのは放射性物質です。現在も地上に降下した一部の放射性物質から放射線が出ているため、線量が事故前より高くなっています。
(平成27年3月12日更新)
事故が発生した原発から距離が遠くなるほど影響が少なくなると思っていた。空間放射線量が福島県に近い県南地域で高いというのは理解できるが、県北地域でも高いところがあるのはなぜか。
事故で放出された放射性物質(放射性プルーム)が、風向きなどの気象条件や地形によって、その経路及び地表への沈着状況が異なり、宮城県の場合は県北でも空間放射線量率が高い地域ができたと考えられます。(平成27年3月12日更新)
福島第一原子力発電所事故で放射性物質はどこまで拡散したのか。
福島県及びその近県だけでなく、厳密に言えば微量ではあるが世界的に拡散したとされています。
(平成25年1月16日更新)
事故直後1ヶ月ぐらいは急速に空間放射線量率が下降しているが、なぜか。
半減期が8日と短いヨウ素131による線量率への寄与が大きかったためと考えられます。その後は半減期が長い放射性セシウムの影響が主となっているため事故前の値には戻りにくくなっています。
(平成25年1月16日更新)
以前(平成23年度)、落葉から腐葉土は作らないように役所から連絡があったが、今は作ってもよいのか。
原料の放射能が不明の場合は、できる限り生産・流通・施用を控えるようにしてください。
ただし、自分の畑にある落葉を腐葉土として当該畑で使いたいという場合はこの限りではありません。
なお、肥料や土壌改良資材の暫定許容値は400Bq/kgとされていますので、参考にしてください。
(平成25年12月20日更新)
屋外プールの汚染について教えてほしい。
学校の野外プール水については、県や市町村によって定期的に検査されていますが、放射性セシウムは全て不検出となっています。水道水を利用するプール水が新たな放射性物質の降下がないと考えられる現在、汚染される可能性はほとんどありません。
(平成25年1月16日更新)
山の汚染はよりひどいと聞いている。今後山から人が住む平地への放射性セシウムの流出があるのではないか。
現在、山では放射性セシウムは木、落葉、雑草、土などに吸着されていると考えられる。ウェザリング効果(風雨による沈降・流出)で少しずつ流出しているが、平地への大規模な放射性セシウムの移動はないと考えられる。
(平成25年1月16日更新)
健康への影響
外出の際などに雨があたっても大丈夫か
毎日の空間放射線量率の測定結果からは、現在県内において、放射性物質は空気中にほとんど浮遊していないと考えられます。そのため、降雨に大量の放射性物質が含まれることはありません。
(平成25年1月16日更新)
砂場の土で幼児を遊ばせても大丈夫か
現在の空間放射線線量率の状況では、砂場で遊ばれても健康に影響が出ることはありません。遊んだ後は,衛生面を考慮し、手洗いやうがいをするなど普段と同じ対応をしてください。
(平成25年1月16日更新)
宮城県の放射線量の状況は、絶対安全なのかはっきり示してほしい。
放射線の人体への影響には、確定的影響と確率的影響があります。宮城県内の現状では、確定的影響はその影響が表れる値(しきい値)を超える被ばくは考えられないので、影響はないと思って問題ありません。一方、がんなどの確率的影響は線量が0にならない限り、影響が現れる確率が0とならないと仮定しているので、絶対安全と明言はできません。しかし、100ミリシーベルト以下の被ばくでは、他の要因による影響が大きく、放射線の影響はみえなくなるほど小さいことが知られています。
ちなみに、県内に設置されたモニタリングポストのうち、平成27年3月12日午前9時現在で最も高い値は毎時0.104マイクロシーベルトですが、この場所に一年間いた場合の年間追加被ばく線量は約0.9ミリシーベルトとなります。
(平成27年3月12日更新)
放射線が健康に良い影響を与える可能性もあるのではないか。
低線量の被ばくは身体に良い(ホルミシス効果)という研究もなされています。しかし、日本では、放射線の影響に関する研究者の国際機関(国際放射線防護委員会(ICRP))の勧告に従って放射線障害を防ぐ法令等が整備されています。
(平成27年3月12日更新)
自然に存在する放射線や放射性物質により、日本国民は平均して年間2.1mSv被ばくするとのことだが、事故の影響も踏まえるとそれを超えるという理解でよいか。
事故の影響により空間線量もいくらかの上乗せがあり、食品等を通じて影響も少しはあるのでその可能性はあります。
(平成25年1月16日更新)
事故直後にはヨウ素131が大量に浮遊していたと考えられる。しかし、宮城県は何の対応もとらなかったが問題なかったのか。
原子力防災に関する国の指針では、甲状腺の被ばく(組織等価線量)が100mSvを超えると予想される場合は、安定ヨウ素剤の服用が求められるが、現在のところ、福島でさえもそのような地域はなかったとされており、宮城でも問題になるようなレベルではなかったと考えられます。(平成25年1月16日更新)
100mSvで人体への影響が統計的に確認されているとのことだが、この線量はどのような被ばくを想定しているのか。瞬時の被ばくか慢性のものか。
原爆による被ばくの例から導かれているので、瞬時の被ばくが想定されていますが、慢性の被ばくにも適用できるとされています。しかし、同じ線量の被ばくをしたとしても、瞬時の被ばくより、慢性被ばくのほうが影響は小さくなることが知られています。
(平成25年1月16日更新)
カリウム40とセシウム137について同じ量(ベクレル)が体内に入った場合、影響はどのぐらい違うのか。
セシウム137の方が約2倍、カリウム40より影響は大きくなります。ただし、人体の調整機能で、カリウムを多く摂取すると多く排泄し、結果的に体内のカリウム40濃度は変化しないので、実際は比較できません。
(平成25年1月16日更新)
子どもを川で遊ばせたいが、川底に放射性セシウムが蓄積していると聞いた。子どもを遊ばせるのは問題か。
川底に若干の放射性セシウムがあるのは間違いないですが、一般的に水で放射線が遮蔽されるため川底の放射性セシウムで影響がでるとは考えにくいです。また、直接手や足などが接するとしても短時間なので神経質になる必要はありません。
(平成25年1月16日更新)
測定・検査関係
測定機器を購入したいがどこに行けば買えるか。
食品や水などに含まれる放射性物質の濃度を測定するのは、専門的な機器を設置して行うので、通常、個人で購入して設置するのは現実的ではありません。
空間放射線量率の測定では、精度の高いものは高価であり、また校正も行わなくてはならないので、個人で購入されるのは難しいと考えます。一方、簡易型と呼ばれるハンディタイプの測定器も多数市販されており、一部は家電量販店やドラッグストアなどで購入することもできます。その場合はあくまで参考としてお考えください。
(平成25年1月16日更新)
ガンマ線を放出する放射性セシウムの測定についてはよく実施されていると思うが、アルファ線やベータ線しか放出しない核種の測定はどうなっているのか。
文部科学省においてプルトニウムやストロンチウム90などの放射性核種の土壌中濃度が測定されています。なお、その結果は放射性セシウムと比較して少ないレベルとなっています。
(平成25年1月16日更新)
ヨウ素131も大量に放出されたと聞いているが、測定しないのか。
ヨウ素131は半減期が短いため、事故後数ヶ月で検出されなくなりました。新たな放出も考えられない状況です。なお、ヨウ素131はガンマ線を放出するので存在すればゲルマニウム半導体検出器で容易に検出できます。
(平成25年1月16日更新)
国や県が空間放射線線量率を計る際、ガンマ線しか考慮しないのは納得がいかない。アルファ線やベータ線も飛びかっているのではないか。
空間放射線線量率は、外部被ばくを評価するため測定しています。アルファ線やベータ線は透過力が弱く人体では皮膚の表面で止まってしまうため、外部被ばくの影響が少なく、通常は考慮しません。
(平成25年1月16日更新)
自分で食べるために栽培した野菜の放射能が気になるので県で測定してくれないか。
県では測定していないが、現在、県内の全市町村で自家栽培や自ら採取した食材の放射能測定を無料で実施しているので、お住まいの市町村に問い合わせてください。
住民持ち込み放射能測定受付市町村
(平成25年1月16日更新)
流通する農産物等の検査をお願いできる機関は県内にないのか。
複数あるので電話で問い合わせ願います。
宮城県で把握している機関を次のリンクで示しています。
県内の測定機関
(平成25年1月16日更新)
除染
側溝の泥はどのように処理すべきか。
基本的にはお住まいの市町村の指示に従っていただくこととなりますが、処理されるまでの間は飛び散ったり、流れたりしないよう注意し、保管をお願いします。
(平成27年3月12日更新)
刈り草はどのように処理すればいいか。
基本的には,お住まいの地域の処理方法に従っていただくことになりますが,処理される前は,周囲に散逸しないような配慮が必要です。
(平成25年1月16日更新)
宮城県の除染の進め方や実施方法はどうなっているのか。
除染は子どもの生活空間(学校や公園等)を最優先に実施することとされており、学校などでは主に表土を剥ぎ取る方法や覆土による除染が行われました。一方、住宅などでは雨どいや側溝の清掃等が除染作業の中心となっています。平成27年3月現在では、学校や公園の除染が終了し、住宅や通学路の除染が行われています。
(平成27年3月12日更新)
除染しないで放置しておいても線量が下がると聞いたがどの程度下がるのか。
国の発表によると、放射性セシウムの半減期とウエザリング効果(風雨による沈降・流出)を考慮すると、平成23年8月末から2年後には40%程度減少するとされています。
(平成25年1月16日更新)
除染の際に高圧洗浄機を使った後の排水処理はどうなっているのか。
宮城県内では、汚染箇所の拭き取りで十分線量が下がるとの考えからほとんど高圧洗浄による除染は行われていません。なお、福島県では、高圧洗浄機を使用した除染も行われていますが、排水はたれ流すのではなく、回収して汚染物を分離した後放流することとされています。
(平成27年3月12日更新)
放射性セシウムは環境中にどのように存在するのか。また、表土の剥ぎ取りは効果があるのか。
放射性セシウムは土壌表面の粘土質に吸着されるので、その部位に多く堆積しています。なお、アスファルトやコンクリートの箇所は雨で多くが流れ去っています。
汚染の程度にもよりますが、表層数cmを剥ぎ取ることでその層に吸着されているセシウムを効率よく除去できます。
(平成27年3月12日更新)
除染は放射性物質を消滅させるというイメージを持っていたが、実際には集めて人から隔離しているだけなのか。放射線を閉じ込めるか、消失する方法はないのか。
除染は国が示したガイドラインに基づいて実施することとされており、土の剥ぎ取りや工作物の拭き取りなど除染対象物から放射性物質を物理的に取り除く方法が示されています。国では除染作業に活用し得る除染技術等について広く公募しており、新たな技術開発の検討を行っていますが、現在のところ放射性物質を消失させる方法は示されていません。
なお、除染で発生した土壌を仮置場に保管する方法は、汚染されていない土などで覆うことにより、放射線が遮へいされるため、 “放射線を閉じ込める”方法の一つです。
(平成27年3月12日更新)
除染では硫酸等の薬品を使うと聞いたが問題ないのか。
国が示している方法は、土の剥ぎ取りや工作物の拭き取りなど除染対象物から放射性物質を物理的に取り除く方法であり、薬剤により化学的に除去する方法は示されていないため、硫酸等の薬品を使用することはないと思われます。
(平成27年3月12日更新)
個人的に自宅のマイクロホットスポットと思われる箇所の表土を剥ぎ取ったが、発生した土壌は自治体で引き取ってもらえないか。
現在自治体では、引き取りは実施していません。自宅敷地内のあまり近寄らない場所に保管するか、庭に埋めてください。
(平成27年3月12日更新)
食品への影響
牛肉は出荷制限が続き、全頭検査を実施した上で出荷されているが、豚肉や鶏肉は大丈夫か。また、牛肉はその後どうなったのか。
牛肉で当時の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたのは、飼料に放射性セシウムに汚染された牧草や稲わらを使ったためと考えられています。豚や鶏には、稲わらが飼料として使われていないので問題ないものと考えています。宮城県内での検査では、現在まで基準値を超過したものはありません。
牛肉については、現在は汚染が一定レベル以下であることが確認された飼料のみ使っていることや、出荷される牛も全頭検査が実施されているので、基準値を超過する牛肉が市場に出回ることはないと考えられます。
(平成27年3月12日更新)
家庭菜園の野菜は大丈夫か
家庭菜園で育てた野菜類については、例えば同じ市町村内での測定結果を参考になると思います。
また、現在は県内各市町村で住民持ち込みの放射能測定を受付していますので、気になる方はそちらを利用するのも良いと思います。
住民持ち込み放射能測定受付市町村
(平成25年1月16日更新)
ほうれん草には200Bq/kgのカリウム40があると聞く。この値は、食品の基準値より高いが規制されないのか。
食品の基準値は放射性セシウムに対してのものであり、天然のカリウム40は対象外で規制はされません。
(平成25年1月16日更新)
基準値以内のものを食べていれば年間の内部被ばくによる追加被ばく線量は1mSv以内になると考えてよいか。
厚生労働省では基準値を国民の平均食物摂取量から逆算し、さらに安全側に配慮して設定していることからそう考えて問題ありません。
(平成25年1月16日更新)
アルファ線やベータ線のみを放出する放射性物質はほとんど測られていない。放射性セシウムの測定だけで食品の安全は確認できるのか。
食品の放射性セシウムの基準値は、プルトニウムやストロンチウム90などの放射性物質も一定量あるものと仮定してそれらの人体への影響も加味して定められています。なお、福島県における調査を考慮すると、これらの放射性物質の宮城県への影響は考えにくいです。
(平成25年1月16日更新)
平成24年4月に食品中の放射性セシウムの基準値は100Bq/kgになった。事故直後は500Bq/kgといっていたのに基準がコロコロ変わるのは理解できない。
日本では、通常、放射性物質や放射線利用による公衆の被ばく限度が年1mSv以下になるようにこれらを管理することになっています。しかし、今回の事故は法令等では想定されていないものだったので、国際放射線防護委員会(ICRP)が示している実際に放射性物質が放出されてしまった際の考え方に基づいて緊急的に一番厳しい年5mSv以下となるように食品の暫定規制値が決められました。しかし、最終的には、通常の規制値に戻すべきとの考えから、平成24年4月から内部被ばくで年1mSv以下になるよう新しい基準値が施行されました。通常時と事故時で規制値が変わるのは、1mSvがもともと危険と安全の境界値ではなく、置かれた状況によるリスク(放射線が人体へ悪影響与える恐れ)と利益(飲食物の確保等)のバランスから決まる数値であるからです。
(平成25年1月16日更新)
食品等の基準値が厳しすぎて不安をあおっているように感じる。規制はもっとゆるくできないのか。
日本では国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に従って公衆の被ばく限度を年1mSv以下となるように決めていることや生涯100mSv以下の追加被ばくでは健康への影響が確認されていないこと等を参考に、議論の上、定められたものなので当面規制を緩和することは困難と考えられます。
(平成25年1月16日更新)
食品は、濃度でなく個々人の摂取総ベクレル数で規制すべきではなかったか。
食品の基準値は、流通を制限するために決められています。個々人の摂取を制限するための規制値ではなく、また、個々人の総摂取ベクレル数を把握するのは困難と考えます。
(平成25年1月16日更新)
法事で福島の帰宅困難区域近くの市に行くが何か注意が必要か。立ち入り可能なのか。出てきたものは食べても問題ないか。
平成27年3月1日現在では、双葉町、浪江町、大熊町、飯舘村及び葛尾村の一部が帰宅困難区域となっており、区域境界においてバリケードなど物理的な防護措置が実施されていますが、具体的な区域の種類及び立ち入り可否の状況等についてはそれぞれの役場にお問い合わせ願います。流通している食品は法により規制されているので問題ありません。きのこや山菜などの自然環境から採取する食品は基準値を超える場合があるので、気になる場合は確認してから摂取するのが望ましいです。
なお、避難指示区域については以下リンクを参考にしてください。
避難指示区域等について
(平成27年3月12日更新)
出荷制限されたものはいつごろ解除されるのか。
国が示している一定のルールに基づいてサンプルの放射能測定を実施し、問題がなくなれば解除されることになっています。
(平成27年3月12日更新)
出荷制限されている生産物等はどのように処分されているのか。
水産物は捕れてしまった場合、海に戻すなどの処置をしています。山菜などは採取していないと聞いています。その他の農産物等は通常の廃棄処分をしています。
(平成25年1月16日更新)
放射線・放射能の性質
放射性物質には半減期があるとのことだが、半減期の2倍の時間を待てばゼロになるということか。
違います。次の半減期でも半分になるだけなので、元の4分の1となります。
(平成25年1月16日更新)
放射性セシウムが体内に入ると蓄積されていくと聞いたが本当か。
そのようなことはありません。生物では代謝・排泄によって物理的な半減期(セシウム137:約30年、セシウム134:約2年)よりも早く減ることが知られています。セシウムは、成人の場合、70~90日(生物学的半減期と呼んでいる。)程度で半分になるといわれています。
(平成25年1月16日更新)
放射性物質に微生物を加えると早く減ると聞いたが本当か。
放射性物質の(物理的)半減期は、物理的・化学的状態の違いや化学反応等では変わらないとされています。そのようなことが確認されたという確かな報告はありません。
(平成25年1月16日更新)
天然にも放射性物質があるとのことだが、天然と人工では人体へ与える影響が異なるのか。
天然の放射性物質も人工のものも人体への影響は同じ尺度(シーベルト)で評価できることになっています。したがって、例えば、同じ1ミリシーベルト被ばくしたとすると天然・人工どちらも影響は同じとなります。
(平成25年1月16日更新)
ガンマ線は、放射性物質から放出されたあとどのようになるのか。
地表面にある放射性物質から、ガンマ線が空気中に放出された場合、最終的には空気中の原子に吸収されます。地中に放出された場合、地中の原子に吸収されます。また、体内に放射性物質があった場合、周りの細胞中の原子に吸収されます。
(平成25年1月16日更新)
福島第一原発
今も事故を起こした原発から放射性物質が飛んできているのではないか。
東京電力の発表によると、現在も福島第一原子力発電所1号機~3号機の原子炉建屋上部において、放射性セシウムなどが検出されています。しかし、モニタリングポストによる空間放射線線量率の推移を見ると、上昇(右肩上がり)傾向はみられないので、宮城県への影響はほとんどないと考えています。
(平成27年3月12日更新)