6.人体への影響
放射線は人体にどんな
影響を与えるの?
身の回りの放射線で、私たちは毎日放射線を受けていることがわかったね。
今回は放射線が、人体にどう影響するのかを見てみましょう。
放射線は人体にどう影響するの?
私たちの体は小さな細胞が
集まってできています。
放射線をたくさん体に受けてしまうと、
細胞の中の遺伝子が傷つきます。
傷ついた遺伝子
傷ついた遺伝子は
ほとんど修復される
まれに修復されない時がある
ほとんどの細胞は、
細胞死する
健康な細胞に
入れ替わる
傷が残るとまれに
「がん細胞」になる
確率的影響は、一定量の放射線を受けたとしても、必ずしも影響が現れるわけではなく、放射線を受ける量が多くなるほど影響が現れる確率が高まる現象をいいます。
がん・白血病・遺伝性影響等がこれに当たります。
1日に1万~100万個の遺伝子が破損と修復を繰り返しています。
理論的には、たとえ1つの細胞に変異が起きただけでも、将来健康影響が現れる確率が増加するため、これを確率的影響といいます。
がん・白血病・遺伝性影響等がこれに当たります。
日常生活の中で
放射線を受けても
必ず「がん」になる
わけではない。
私たちの身体は、毎日たくさんの細胞が破損と修復を繰り返しているんです。
だから、放射線を受けてもほとんどが修復されるため、必ず「がん」になるわけではないんだね。
ここがポイント!
放射線を体にたくさん受けると細胞の中にある遺伝子が傷ついてしまいます。
傷ついた遺伝子のほとんどが修復されたり、新しい細胞に入れ替わるので、
放射線を受けても必ず「がん」になるわけではありません。
1日に1万~100万個の遺伝子が破損と修復を繰り返しています。