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環境試料の放射性核種濃度測定

女川原子力発電所から周辺地域への予期しない放射性物質の放出を監視するため,各種環境試料について以下の手順で分析を行っています。
定量可能レベルを低くするために,厚生労働省が定める食品中の放射能測定検査とは異なる方法で前処理を行っております。

  • 前処理
    乾燥前

  • 前処理
    乾燥後

  • 前処理
    灰化前

  • 前処理
    灰化後

  • 測定試料
    調整-1

  • 測定試料
    調整-2

  • Geによる
    測定

  • 1前処理 乾燥前

    採取した試料を細かく刻み,磁製皿に入れます。その後に重さをはかり,乾燥機に入れ,徐々に温度を上げていき,105℃で約1~3日間乾燥させます。

  • 2前処理 乾燥後

    乾燥後,放冷し,再び重さをはかります。

  • 3前処理 灰化前

    試料を電気炉に入れて,徐々に温度を上げていき,今度は約500度で約2日間かけて試料を灰にします。

  • 4前処理 灰化後

    灰化後,放冷し,再び重さをはかります。

  • 5測定試料調整-1

    灰になった試料を細かくしていきます。0.35mmのふるいにかけて,ふるいに残った試料も乳鉢を用いて細かくします。これで,測定用試料が完成しました。

  • 6測定試料調整-2

    完成した測定用試料を必要量取って,専用器具を使い測定容器に詰めていきます。

  • 7Ge半導体検出器による測定

    測定容器を「Ge半導体検出器」という機械にセットして測定をします。この機械は様々な種類の放射性物質の放射能量を測定することができます。

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